KF's Blog Rev2.0

だらだらと何かを書きます

分数の話

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フォーサーズ、という規格がある。4/3型のセンサーを採用していることに由来する。インチ表記にすると約1.33型。デジタル一眼レフのシステムとして世に登場したものだが、そちらは既に終息し、今はいわゆるミラーレスカメラのマイクロフォーサーズ規格として広く浸透している。

マイクロフォーサーズという呼び方は多少なりとも誤解を招きかねないもので、マイクロと付いてはいるけどセンサーの大きさは変わらない。ミラーボックスの廃止によるフランジバックの短縮、マウントの小径化、その他もろもろ電子的なアレやコレやが、ミラーレスに最適化された規格である。

などという前置きは、実はどうでもよくて(おい)。

前述の通り、フォーサーズ(FourThirds)は分数の4/3(3分の4)を英語読みしたものなのだが、どういうわけか「3/4」と書いてしまう人が結構いる。言葉のまま、フォー(4)サーズ(3rds)を順番通りに書けば自然と4/3になるのに、何故かひっくり返してしまうのだ。

日本語で分数を言う場合、分母が先に来るという頭があるせいだろうか。フォー(4分の)サーズ(3)だから3/4という感じ。それとも、分数としてはちゃんと頭の中で3分の4と理解しているけど、口に出す順番のまま3/4と書いてしまうのか。後者は、よく模型のスケール表記なんかで間違えて書いちゃう人いるよね。72分の1スケールのことを72/1と書いて、「実物の72倍かよ!」なんてツッコまれる流れになったりする(笑)。

ともあれ、4/3と3/4では大違い。3/4型だと1型よりも小さいセンサーになってしまう。規格の根幹になる数字でもあるので、わりと重要だと思うんだけどなあ。